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【思考の時間】経営者にとって最も過酷な仕事の1つとは

社長は普段どのようなお仕事をされていますか。

  • 営業の第一線に立ち取引先に飛び回る
  • 現場で誰よりも一生懸命仕事をする
  • 請求書の発行や経理事務をする
  • 金融機関や取引先との関係を構築する
  • 資金繰りの確保に追われる


中小企業の社長はオールラウンダーです。

本当に何もかも社長自ら
やらなければならない時期もあるでしょう。

上記の業務は日常的に行われるもので、
緊急性重要性がともに高い項目になります。

多くの社長はこのような業務に
忙殺されているのではないでしょうか。

私自身も日々の業務に追われ
気が付けば日が暮れ夜になっていることが多くあります。

もちろん一生懸命仕事をしているので
その成果にそれなりの満足感を得て帰宅の途につきます。

経営者の大切な仕事は「考える」こと

しかし経営者である社長にはもう一つ重大な仕事があります。

それは「考えること」です。

  • 将来会社をどのようにしたいのか
  • 経営理念やビジョンはどうするか
  • 3年後、5年後の業績はどのようになっているのか
  • そのためには何をすればいいのか
  • 売上目標を達成するためには何が必要か
  • やるべき設備投資はないか
  • その投資効果はどれくらいか
  • 投資資金の調達はどうするか


会社を運営していく上で
考えるべきことは山のようにあります。

売上目標や設備投資くらいであれば
日常業務の合間にできた僅かな時間でも
考えられるかもしれませんが、
会社の将来像や経営理念ビジョンなどについては
なかなか考える時間がありません。

いや、時間があっても
日常業務を優先してしまうのかもしれません。

それは何故かというと
将来のことを考えることは
重要だけど緊急性がないからです。

だからそれほど重要性が高くなくても
緊急性の高いことを優先してしまって
考える時間がなくなるのです。

どのようにして考える時間を作るのか

緊急性は高いが重要性が低い仕事は
できれば社長が行うのではなく、
任せられる従業員さんに
お願いしてやってもらい、
社長にしかできない「考えること」の
仕事の時間を作ってもらいたいと思います。

また「仕事を休んで一人でホテルに泊まる」
こともおススメします。

これは尊敬する先輩税理士の方に
教えていただいた方法で、
実際に試してみて良かったので
私は毎年1回実施しています。

具体的には休日を利用するのではなく、
営業日に日常業務は行わず
少し離れたホテルなどに一人で宿泊します。

こうすることによって
チェックインしてからチェックアウトまでは
日常業務から解放されじっくりと考える時間が
確保できるのです。

また休日に休暇の時間を使って考えるのと
営業日にわざわざ休みをとって時間を作るのでは
考える真剣さも変わってきます。

一人でじっくり考える時間を年に一度の恒例に

できればこのような時間を
個人事業主の方であれば12月頃、
会社経営者の方であれば決算月に作り、
前年に考えた内容と照らし合わせて
どうだったか、来年はどうするか。
と考えていただければと思います。

一度決めたら終わりではなく、
毎年見直ししていくことで
ジワジワとブラッシュアップされてきます。

そして、ここで考えたことが
意思決定をするときの判断基準、
指針になってくれるのです。

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最後に有名なビジネス書である
金持ち父さんシリーズの中の
お気に入りの一節を記載しておきます。

ヘンリー・フォードは典型的なBタイプだ。彼に関しては次のような有名なエピソードがある。

あるとき、いわゆる知識人と呼ばれる人が何人か会社に押しかけ、「あなたは本当にろくにものを知らない」と言って、フォードの無知を非難した。フォードは彼らをオフィスに招き入れ、「どんなことでもいいから質問してみろ、答えるから」と言った。知識人たちはこのアメリカ随一のビジネスマンを取り囲み、次々に質問をあびせた。フォードは質問にじっと耳を傾け、みんなが話し終わると、机の上に並んだ数台の電話に手を伸ばした。そして、優秀なアシスタントたちに電話をかけて質問に答えさせ、最後に知識人たちに向かってこう言った。―「私なら、何か問題があったら、立派な教育を受けた頭のいい人たちを雇って答えさせる。そうすれば、自分の頭はすっきりした状態に保つことができ、もっと大事なことに使えるからね。大事なことというのはたとえば『考える』といったことだよ」

フォードの言葉として有名なものに「考えることは最も過酷な仕事だ。だからそれをやろうとする人がこんなにも少ないのだ」というのがある。

「改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:
経済的自由があなたのものになる」(P57より)

著者 ロバート・キヨサキ
訳者 白根美保子
出版社 筑摩書房

※Bタイプ=ビジネスオーナー(business owner)

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